干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「プロジェクトは継続できるとしても、まだまだ道のりは険しいです。それに、新たな問題も浮かんできた……」
「トータルの件ですね」
「ええ。妙に引っ掛かるんです……。敵は一人ではないかも知れない」
俊介は、組んでいた腕を顎に当て、じっとテーブルを見つめている。
「社外にもいると?」
部長は、厳しい目つきで様子を伺う。
「ええ。部長もそれで専務派のフリをしていたのでは?」
「まぁ、それもありますが。いや、俺のはただ流れに乗っただけかな」
「こっちは泥船ですからね」
俊介が笑い交じりに言い、部長も頭をかきながら苦笑する。
「まぁ、まずは新規事業を軌道に乗せることに専念しましょう。その内に、見えないものも見えてくる」
「そうですね」
「トータルの件ですね」
「ええ。妙に引っ掛かるんです……。敵は一人ではないかも知れない」
俊介は、組んでいた腕を顎に当て、じっとテーブルを見つめている。
「社外にもいると?」
部長は、厳しい目つきで様子を伺う。
「ええ。部長もそれで専務派のフリをしていたのでは?」
「まぁ、それもありますが。いや、俺のはただ流れに乗っただけかな」
「こっちは泥船ですからね」
俊介が笑い交じりに言い、部長も頭をかきながら苦笑する。
「まぁ、まずは新規事業を軌道に乗せることに専念しましょう。その内に、見えないものも見えてくる」
「そうですね」