干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
はじめの一歩
「最初の仕事が無事に終わって良かったですね!」
美琴は大きく伸びをしながら、東と滝山を振り返った。
MMコーポレーションへの、納品を済ませた美琴達は、会社に戻り荷物を倉庫に運びこんでいた。
「それにしても向こうの課長、大絶賛だったじゃない! 今回は花瓶を鉢カバーにするって思いついたタッキーのお手柄だね」
東が台車を押しながら、滝山の顔を覗き込む。
「で、ですよね?! 僕もそう思います!」
滝山は照れながらも、自信を持ったような顔つきを見せる。
「タッキーも言うようになったな。さぁ、今日はうまい酒が飲めるぞ」
「え?! ほ、本当ですか?!」
東がポンポンと肩を叩き、滝山はキラキラと目を輝かせる。
「あったりまえじゃん! 副社長と部長がいるんだよ。どんな良い店、連れっててもらおうかねぇ。しゃぶしゃぶ? 寿司? あっ天ぷら?」
「ぼ、僕は寿司が良いです……!」
盛り上がる東と滝山の声を背中で聞きながら、美琴はふふっと肩を震わせる。
美琴は大きく伸びをしながら、東と滝山を振り返った。
MMコーポレーションへの、納品を済ませた美琴達は、会社に戻り荷物を倉庫に運びこんでいた。
「それにしても向こうの課長、大絶賛だったじゃない! 今回は花瓶を鉢カバーにするって思いついたタッキーのお手柄だね」
東が台車を押しながら、滝山の顔を覗き込む。
「で、ですよね?! 僕もそう思います!」
滝山は照れながらも、自信を持ったような顔つきを見せる。
「タッキーも言うようになったな。さぁ、今日はうまい酒が飲めるぞ」
「え?! ほ、本当ですか?!」
東がポンポンと肩を叩き、滝山はキラキラと目を輝かせる。
「あったりまえじゃん! 副社長と部長がいるんだよ。どんな良い店、連れっててもらおうかねぇ。しゃぶしゃぶ? 寿司? あっ天ぷら?」
「ぼ、僕は寿司が良いです……!」
盛り上がる東と滝山の声を背中で聞きながら、美琴はふふっと肩を震わせる。