干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
俊介の変化
はしゃぐ三人の後ろ姿を見ながら、俊介は隣で歩く部長に目をやった。
「部長。そう言えば、この前聞き損ねたんですが……」
「はい?」
「部長はあの二人の素質をわかってて、プロジェクトのメンバーに選んだんですよね?」
俊介の質問に部長は驚いたような顔をする。
「え? いや、どうだったかなぁ……」
部長ははぐらかすように言い、チラッと俊介を見て続けた。
「でもまぁ、正直言えば……俺の想像を上回る働きをしてますよ。今のところ」
「……そうですか」
俊介は歩いていた足をぴたりと止め、部長に向き直った。
「部長。改めて、あの二人をメンテナンス部から譲って頂き、ありがとうございました」
「え……」
突然、頭を下げる俊介に、部長は困ったように頭をかく。
「副社長に頭を下げられるとはなぁ。でも……アイツらもやっと自分自身を輝かせる場所が見つけられたってことですかね。まぁ、それは俺も一緒ですけど」
「え?」
部長も顔を上げ、俊介に向き直った。
「部長。そう言えば、この前聞き損ねたんですが……」
「はい?」
「部長はあの二人の素質をわかってて、プロジェクトのメンバーに選んだんですよね?」
俊介の質問に部長は驚いたような顔をする。
「え? いや、どうだったかなぁ……」
部長ははぐらかすように言い、チラッと俊介を見て続けた。
「でもまぁ、正直言えば……俺の想像を上回る働きをしてますよ。今のところ」
「……そうですか」
俊介は歩いていた足をぴたりと止め、部長に向き直った。
「部長。改めて、あの二人をメンテナンス部から譲って頂き、ありがとうございました」
「え……」
突然、頭を下げる俊介に、部長は困ったように頭をかく。
「副社長に頭を下げられるとはなぁ。でも……アイツらもやっと自分自身を輝かせる場所が見つけられたってことですかね。まぁ、それは俺も一緒ですけど」
「え?」
部長も顔を上げ、俊介に向き直った。