干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「あれ? これって……」
男性はそれを見て目を丸くし、画面を覗き込んだ。
「え? 知ってるん……ですか……?」
美琴は、はっと息を吸い男性を見つめる。
「あれ? 雅也くん、ここにいたの?」
その時、おばちゃんがひょっこり店の中から顔を出した。
「あぁ。外が気持ちよくって」
雅也と呼ばれた男性は、画面から目を逸らすと涼し気な顔で答える。
おばちゃんは一旦顔を引っ込め、お盆におにぎりと冷たい麦茶をのせて戻って来た。
「はい。今日もご苦労さんだったねぇ」
おばちゃんは、お盆を雅也の脇にそっと置く。
「ありがとうございます。福さんのおにぎりはいつも旨いんだなぁ」
雅也は大きな口を開けて、おにぎりにかぶりついた。
――おばちゃん、福さんっていうんだ。それより、この人あのSNSを知ってるみたいだった……。
美琴はイケメンが、おにぎりにかぶりつく姿をじっと横目で見る。
「そうそう!」
すると福さんが突然、ぽんと手を叩いた。
男性はそれを見て目を丸くし、画面を覗き込んだ。
「え? 知ってるん……ですか……?」
美琴は、はっと息を吸い男性を見つめる。
「あれ? 雅也くん、ここにいたの?」
その時、おばちゃんがひょっこり店の中から顔を出した。
「あぁ。外が気持ちよくって」
雅也と呼ばれた男性は、画面から目を逸らすと涼し気な顔で答える。
おばちゃんは一旦顔を引っ込め、お盆におにぎりと冷たい麦茶をのせて戻って来た。
「はい。今日もご苦労さんだったねぇ」
おばちゃんは、お盆を雅也の脇にそっと置く。
「ありがとうございます。福さんのおにぎりはいつも旨いんだなぁ」
雅也は大きな口を開けて、おにぎりにかぶりついた。
――おばちゃん、福さんっていうんだ。それより、この人あのSNSを知ってるみたいだった……。
美琴はイケメンが、おにぎりにかぶりつく姿をじっと横目で見る。
「そうそう!」
すると福さんが突然、ぽんと手を叩いた。