腕の中で、愛でる
バスタオルだけ巻き、華澄の部屋に向かう。
ベッドに向かい合って座り、御影が華澄を足の間に挟み頬を包み込む。

華澄は、とにかく恥ずかしくて俯いていた。

「カスミン、大丈夫?
少し、震えてる」
「う、うん/////恥ずかしいだけ…」

「なかなか慣れないね?(笑)」
「うん…ごめんね…」

「ううん!そんなとこも、可愛いよ!」
「そうなの?」

「うん!恥ずかしがって、顔真っ赤にしてるのに俺にちゃんと身体ひらいてくれるとこ、可愛い!
そうゆうとこ、好き!」
「うん…/////」

「ねぇ、俺の胸触ってみて?
心臓のとこ」
「え?あ、うん…」
御影の左胸に触れる。

ドドドド……と鼓動が早くなっていた。

「早い……」
「そうだよ!俺だって、緊張してるんだよ?」
「そうなんだ……」

御影は、余裕なのだと思っていた華澄。
少し、緊張が落ち着きだす。

「まぁ……カスミンが可愛すぎて、興奮してるのもあるけどね!」

「………一緒なんだ…////」
「うん!俺達は、一緒!!ずーーーっと!!」


華澄が落ち着きを戻し、御影が優しくキスをする。
身体にチュッ!チュッ!と口唇が落ちていく。

ゆっくりベッドに押し倒して、バスタオルを取る。

腕で顔を隠す華澄に、御影が言った。
「華澄、ダメだよ。顔!見せて?
はい!手、繋ぐから!」
ゆっくり腕を取り、指を絡めて握った。

「みぃくん…」
「ん?怖い?」

「ううん…」
「良かった!
気持ちい?」

「うん…/////」
「フフ…嬉しいな!気持ち良くなってくれて!
…………ねぇ、キスしよ?
…………エッロいやつ…」
「ンンン……んふぅ…/////」
リップ音がやけに響き、華澄を更に恥ずかしくさせる。

「ん…可愛い…可愛いなぁ……
このまま…この部屋に閉じ籠もりたいくらい……
ずっと二人で、くっついてたい……!
あーあ!本当に、結婚したいなぁー!
カスミンが、俺のモノって目に見える証がほしい」

「みぃくん…」

「あと三年も我慢しなきゃなんてー!
カスミン、俺から離れないでね!
俺を、放さないで?
…………わかった?」
ググッと繋がる。

「んんっ……!!」
「早く言って。
“みぃくんから離れない”って!」

「ん…ぁ…みぃく…から、離れ…な……」

「もっと言って?
…………もっと…
俺を…放さないでね……?」
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