ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
「世の中、不思議なことが起こりますよね、いろいろと」
と青葉を見つめる。
そのとき、行きかけた日向が木の側にしゃがむと、戻ってきて、手を突き出してきた。
「きょうりゅう」
トカゲですよっ!?
ぎゃっ、とあかりは後退り、思わず青葉の腕をつかむ。
慌てて離した。
ほんとうに生きている人間の感触があったので、驚いたのだ。
いや、生きてて当たり前なのだが。
目の前にいても、なんだかずっと信じられなかったから。
一瞬、過去の青葉と今の青葉がつながりそうになったが。
それは、ほんとうに一瞬のことだった――。
と青葉を見つめる。
そのとき、行きかけた日向が木の側にしゃがむと、戻ってきて、手を突き出してきた。
「きょうりゅう」
トカゲですよっ!?
ぎゃっ、とあかりは後退り、思わず青葉の腕をつかむ。
慌てて離した。
ほんとうに生きている人間の感触があったので、驚いたのだ。
いや、生きてて当たり前なのだが。
目の前にいても、なんだかずっと信じられなかったから。
一瞬、過去の青葉と今の青葉がつながりそうになったが。
それは、ほんとうに一瞬のことだった――。