悪役令嬢のはずなのに!?〜いつのまにか溺愛ルートに入ってたみたいです〜
15歳になったティアナ
クロウド家に戻り2ヶ月がたった
私はすっかり日常生活を取り戻し
勉強も順調に進んでいる。
15歳までは中等教育の範囲で
16歳から高等教育に変わる。
中等教育の内容は前世の中学で学んだ内容に似ていて
発展が乏しい今世では、大学まで進学していた
私にとって勉強の内容はさほど難しくない。
家庭教師で中等教育の範囲まで勉強を進めていたし
ほとんどの科目が復習の範囲で終わった。
今世の社会や歴史や文法については
すでに中等教育の範囲はほぼ終えていて淑女教育に加え
王妃教育の一環で社会や歴史や文法やマナーまで
プロというプロから厳しく躾けられていたので
何とか勉強の遅れを取り返しつつある。
それでも、国内最大難関校の"ライトロード魔法学院"へ
編入するための受験勉強期間は限られていて
受験日の1ヶ月をきり朝から晩まで勉強に明け暮れていた。
魔法学院は全寮制で、通常は編入生を受けいれない。
それでも、
光属性を囲いたい国が光属性が目覚めたヒロインへ
魔法学院への推薦状を送ったこと。
特殊な事情で長い間闘病(眠っていた)していたこと。
代々魔法騎士を司る公爵家の長女であり
第一王子の婚約者であること。
毎年、魔法学院へ多額の寄付金を送っていたこと。
様々な理由が重なり、
小等教育~中等教育の範囲で筆記試験を受け
合格点を取ることができれば編入できることになった。
ギルベルトも同じ受験生で
新入生である彼は私より受験日は1ヶ月程はやく
数日前に試験を終えていた。
ギルは秀才で自己採点をする限りでは
首席合格間違いなしだと言われている。
特に魔法の扱いに長けていて
すでに天才魔法使いの風格を見せている。
魔法は使い方によっては死を招くため
10歳から魔法を学んだあと実技授業が始まるのだが
学院外で魔法を使うためには免許の取得が必要になる。
魔法資格免許の種類は等級で細分化されているのだが
ギルは13歳にしてすでに中級レベルの魔法を扱う。
学園生のうちに中級レベルを取得したのは
賢者であるお父様を含んでも歴代10人ほどしか存在しない。
私は魔法の授業が始まる前に倒れちゃったから
まだ魔法の実技を習ったことはないが、
クロウド家にとって魔法は特別で
物心つくときから魔法の知識は叩き込まれている。
大魔法使いと未来の大魔法使いが二人もいるんだから
勉強については何も心配していない。
「長い間眠っちゃってたから
ヒロインのアリスと同じ歳で
入学することになっちゃったなぁ・・。」
シリウスとの婚約は、
婚約解消ではなく婚約候補への変更となっていて
王妃教育についても保留となっていた。
「とっくに解消されてても仕方なかったのに。
悪役令嬢ポジションだからなぁ。
このタイミングで目覚めることができたのも
婚約も、ゲームの強制力ってやつかなー?」
私は机に突っ伏してぶつぶつとひとりごちる
シリウス、キース、レオン、シリルとは
魔力暴走が起きて以来ずっと会えていない。
魔力暴走は未知の病で発病する原因は判明されておらず
前司祭の屋敷に隔離されていたので
家族以外とはこの5年間会うことが叶わなかった。
私が意識を取り戻したことはすぐにギルが伝えてくれていて
クロウド家に戻ってからは皆に手紙も送った。
シリルからの返事はなかったけど、
他の三人からはすぐに返事が届き今も文通を続けている。
未来の国を担う彼らと面会の許可が下りたのはつい最近のこと。
ただ、私は受験を控えていて
彼らもライトロード学園の応援生として休日は任務に寮を空けている。
合格すれば2か月後には同じ学院に通えるからと
顔を合わせるのは入学式の日にした。
「寝てただけの私には
5年もたったっていうのも
死ぬとこだったって話も
全部全部実感わかないんだよなぁ。」
5年後の幼馴染たち。
ゲームの世界で彼らの容姿は知っているが
ゲームの画面で見る彼らと直接会う彼らはぜんぜん違う。
どれだけカッコよくなっているんだろう・・
私はすっかり日常生活を取り戻し
勉強も順調に進んでいる。
15歳までは中等教育の範囲で
16歳から高等教育に変わる。
中等教育の内容は前世の中学で学んだ内容に似ていて
発展が乏しい今世では、大学まで進学していた
私にとって勉強の内容はさほど難しくない。
家庭教師で中等教育の範囲まで勉強を進めていたし
ほとんどの科目が復習の範囲で終わった。
今世の社会や歴史や文法については
すでに中等教育の範囲はほぼ終えていて淑女教育に加え
王妃教育の一環で社会や歴史や文法やマナーまで
プロというプロから厳しく躾けられていたので
何とか勉強の遅れを取り返しつつある。
それでも、国内最大難関校の"ライトロード魔法学院"へ
編入するための受験勉強期間は限られていて
受験日の1ヶ月をきり朝から晩まで勉強に明け暮れていた。
魔法学院は全寮制で、通常は編入生を受けいれない。
それでも、
光属性を囲いたい国が光属性が目覚めたヒロインへ
魔法学院への推薦状を送ったこと。
特殊な事情で長い間闘病(眠っていた)していたこと。
代々魔法騎士を司る公爵家の長女であり
第一王子の婚約者であること。
毎年、魔法学院へ多額の寄付金を送っていたこと。
様々な理由が重なり、
小等教育~中等教育の範囲で筆記試験を受け
合格点を取ることができれば編入できることになった。
ギルベルトも同じ受験生で
新入生である彼は私より受験日は1ヶ月程はやく
数日前に試験を終えていた。
ギルは秀才で自己採点をする限りでは
首席合格間違いなしだと言われている。
特に魔法の扱いに長けていて
すでに天才魔法使いの風格を見せている。
魔法は使い方によっては死を招くため
10歳から魔法を学んだあと実技授業が始まるのだが
学院外で魔法を使うためには免許の取得が必要になる。
魔法資格免許の種類は等級で細分化されているのだが
ギルは13歳にしてすでに中級レベルの魔法を扱う。
学園生のうちに中級レベルを取得したのは
賢者であるお父様を含んでも歴代10人ほどしか存在しない。
私は魔法の授業が始まる前に倒れちゃったから
まだ魔法の実技を習ったことはないが、
クロウド家にとって魔法は特別で
物心つくときから魔法の知識は叩き込まれている。
大魔法使いと未来の大魔法使いが二人もいるんだから
勉強については何も心配していない。
「長い間眠っちゃってたから
ヒロインのアリスと同じ歳で
入学することになっちゃったなぁ・・。」
シリウスとの婚約は、
婚約解消ではなく婚約候補への変更となっていて
王妃教育についても保留となっていた。
「とっくに解消されてても仕方なかったのに。
悪役令嬢ポジションだからなぁ。
このタイミングで目覚めることができたのも
婚約も、ゲームの強制力ってやつかなー?」
私は机に突っ伏してぶつぶつとひとりごちる
シリウス、キース、レオン、シリルとは
魔力暴走が起きて以来ずっと会えていない。
魔力暴走は未知の病で発病する原因は判明されておらず
前司祭の屋敷に隔離されていたので
家族以外とはこの5年間会うことが叶わなかった。
私が意識を取り戻したことはすぐにギルが伝えてくれていて
クロウド家に戻ってからは皆に手紙も送った。
シリルからの返事はなかったけど、
他の三人からはすぐに返事が届き今も文通を続けている。
未来の国を担う彼らと面会の許可が下りたのはつい最近のこと。
ただ、私は受験を控えていて
彼らもライトロード学園の応援生として休日は任務に寮を空けている。
合格すれば2か月後には同じ学院に通えるからと
顔を合わせるのは入学式の日にした。
「寝てただけの私には
5年もたったっていうのも
死ぬとこだったって話も
全部全部実感わかないんだよなぁ。」
5年後の幼馴染たち。
ゲームの世界で彼らの容姿は知っているが
ゲームの画面で見る彼らと直接会う彼らはぜんぜん違う。
どれだけカッコよくなっているんだろう・・