ねぇ…俺だけを見て?
別々に風呂に入り、身体を拭いた史依。
買ったばかりのパジャマを広げた。

“フミが嫌ならしない”

「違うよ。嫌なわけない……!
むしろ━━━━━」

史依は、パジャマを着てベッドルームに向かった。


「━━━━おかえり!寝ようか、フミ━━━ん?フミ?
フフ…可愛い、パジャマ!
新しいパジャマかな?」

恥ずかしい。
怖い。

でも…………

ここで気持ちをちゃんと━━━━━━


「い、煜馬さん!」
「ん?」


「私、抱かれたい!」


「…………え……?」
煜馬の微笑んでいた目が、見開かれる。

「嫌なわけないよ!
わ、私だって!煜馬さんと、愛し合いたい!」

「………」
ゆっくり立ち上がった、煜馬。
そのままゆっくり近づく。

「煜馬…さ…」
「ほんっと!フミは━━━━━」
「キャッ!!?」
史依を抱き上げた。

そして、ベッドに連れていき優しく下ろした。
組み敷いて、頬をなぞる。
「俺を煽るのが、上手だな!!」

そう言って、口唇を塞いだ。


前開きのパジャマのボタンを外しながら、頬や首…身体中にキスが落ちていく。

枕をキュッと握らしめて、その愛撫に可愛らしく反応する史依。
その姿に、更に煽られていく。

「フミ…気持ちいい?」

顔を真っ赤にして、うんうんと頷く史依。
「幸せ…////」
「うん、俺も!
……………フミ、腰浮かせて?」
「あ…////うん…/////」

スルッと、短パンと下着が脱がされた。
「フミ…いい?」
「う、うん…」

「………大丈夫?怖い?」
「ひ、久しぶりだから、ちょっと…」

「やめる?」
「それは。やだ!」
「フミ?大丈夫なの?」

「確かに久しぶりだから、ちょっと怖い。
でも、それよりも……煜馬さんと愛し合いたい!」

「………//////
……ったく!ほんっと、敵わねぇ━━━━━━」
「━━━━━んんっあ…!!」
ググッと繋がる。

「………んんっ!!ヤバい…これだけで、果てそ…だ…」
「煜馬…さ……」

「フミ…フミ…好き、好きだよ…」
「私、も…好き…煜馬さん、大好き…!」

「フミ…キス…!」
「ん…んぁ……」

ベッドの軋みと、キスの雨。
時折落ちる深いキスに、酔ったようにクラクラする。

「フミ…もっと、キス…!」
「も…だめ……」
「俺も、ダメ…キスしよ…!
キスしながら、イキたい……!」

「んーー!!」

そのまま、果てた。
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