占い師はイケメン総長に愛される🌙.*˚
5.和哉くんの気持ち
和哉くんとコソコソ話をした日から、倉庫に行くと、一翔くんが以前よりも私の隣にいるようになった。和哉くんとデートする日を決めるタイミングもなくて。そのまま和哉くんが、約束を忘れてくれるかな?って思っていた。
けれど、私がバイトの時、和哉くんが占いの館 クルールにやってきた。
「うわっ!」
「うわぁって……ひどいなぁ」
「あっ、ごめんなさい。なんで来たの?」
「なんでって? 占いをしてもらうためにだよ!」
「……では、こちらの用紙に記入お願いします」
一応、お客さんとして来てもらったから、言いたいこといっぱいあったけれど、グッとこらえた。
受けとった彼は、私と離れたところにある机に用紙を置いてから振り向き、こう言った。
「悩み、何でも答えてくれるんだよね?」
「う、うん」
その言い方、ちょっと嫌な予感。
彼は椅子に腰かけ、書き始めた。
さらさらと書いている。
一切迷いのないような感じで。
けれど、私がバイトの時、和哉くんが占いの館 クルールにやってきた。
「うわっ!」
「うわぁって……ひどいなぁ」
「あっ、ごめんなさい。なんで来たの?」
「なんでって? 占いをしてもらうためにだよ!」
「……では、こちらの用紙に記入お願いします」
一応、お客さんとして来てもらったから、言いたいこといっぱいあったけれど、グッとこらえた。
受けとった彼は、私と離れたところにある机に用紙を置いてから振り向き、こう言った。
「悩み、何でも答えてくれるんだよね?」
「う、うん」
その言い方、ちょっと嫌な予感。
彼は椅子に腰かけ、書き始めた。
さらさらと書いている。
一切迷いのないような感じで。