占い師はイケメン総長に愛される🌙.*˚
恋愛関係の悩みかぁ。
和哉くんの頭の中を覗いてみた。
赤色……情熱的で負けず嫌いな雰囲気。
『あいつには負けたくない……あいつだけには』
あいつが誰なのかは分からなかったけど。
恋愛関係の悩みだから、紙に書いてあるその友達と好きな人の取り合いをしていて、負けたくないってことだよね?
いつものように私は水晶を眺める。
「ライバルが水晶に映っています。さっき用紙に書いてくれたお友達のことでしょうか?」
お仕事だから一応敬語で質問する。
「うん、そう。しかもその友達って、占い師さんの知ってる人」
「えっ? 私?」
あっ! 素の自分に戻っちゃった!
「うん」
「……ねぇ、俺、好きな人に告白した方がいいと思う?」
彼はきっと、目標に向かって前に進む赤色の人だから、言われなくてもするのだろうなぁ。
「思うまま、行動すればよいと思います。和哉さんはどうしたいですか?」
「どうしたいかは決まってるけど……じゃあ、早速そうする」
彼は少し間を置いてから言った。
「占い師さん、いや、唯花ちゃん、好き」
「……?!」
不意打ち! 今このタイミングで私に告白?
「私ですか?」
「うん」
彼が真剣な顔で返事をした。
「でも、私は……」
私は一翔くんが、好き。
「一翔が好きなんでしょ?」
「……」
「ここで働いていることも、一翔が好きなことも。あいつに内緒にしといてあげるから、約束したデート、早くしようよ?」
一翔くんのこと好きなのバレてる? しかも好きなの知ってるのにデートのお誘い。
「いい? ダメ?」
デートの件は、日が経ったからもう忘れられて無し状態になったのかな?って思っていたのに。
「一回だけ、なら」
「やった! じゃあLINE交換しとこ?」
「はぁ……」
なんだか流されているだけの気がするけれど。デート一回で内緒にしてもらえるのなら、まぁいっか!
和哉くんの頭の中を覗いてみた。
赤色……情熱的で負けず嫌いな雰囲気。
『あいつには負けたくない……あいつだけには』
あいつが誰なのかは分からなかったけど。
恋愛関係の悩みだから、紙に書いてあるその友達と好きな人の取り合いをしていて、負けたくないってことだよね?
いつものように私は水晶を眺める。
「ライバルが水晶に映っています。さっき用紙に書いてくれたお友達のことでしょうか?」
お仕事だから一応敬語で質問する。
「うん、そう。しかもその友達って、占い師さんの知ってる人」
「えっ? 私?」
あっ! 素の自分に戻っちゃった!
「うん」
「……ねぇ、俺、好きな人に告白した方がいいと思う?」
彼はきっと、目標に向かって前に進む赤色の人だから、言われなくてもするのだろうなぁ。
「思うまま、行動すればよいと思います。和哉さんはどうしたいですか?」
「どうしたいかは決まってるけど……じゃあ、早速そうする」
彼は少し間を置いてから言った。
「占い師さん、いや、唯花ちゃん、好き」
「……?!」
不意打ち! 今このタイミングで私に告白?
「私ですか?」
「うん」
彼が真剣な顔で返事をした。
「でも、私は……」
私は一翔くんが、好き。
「一翔が好きなんでしょ?」
「……」
「ここで働いていることも、一翔が好きなことも。あいつに内緒にしといてあげるから、約束したデート、早くしようよ?」
一翔くんのこと好きなのバレてる? しかも好きなの知ってるのにデートのお誘い。
「いい? ダメ?」
デートの件は、日が経ったからもう忘れられて無し状態になったのかな?って思っていたのに。
「一回だけ、なら」
「やった! じゃあLINE交換しとこ?」
「はぁ……」
なんだか流されているだけの気がするけれど。デート一回で内緒にしてもらえるのなら、まぁいっか!