占い師はイケメン総長に愛される🌙.*˚
彼、瀬戸一翔くんは、私と同じクラスの人。成績優秀で運動神経も抜群。容姿端麗で黒髪がとても綺麗な男の子。クラスでは近づくなオーラが出ていて、内気なタイプの私は一切近づくことさえ出来ない。
しかも彼は有名な暴走族のチーム『月虹』のイケメン総長。
地味な私とは不釣り合いで、絶対に関わらないだろうなって感じの別世界な人。
彼とは中学の時もクラスが一緒で、実はちょっと憧れている。
彼は制服姿のまま、少しどんよりした雰囲気で入ってきた。学校にいる時の、自信満々でクールな様子と、なんか違う。なんだか疲れているのかな?
「本日はお越しくださりありがとうございます」
「あぁ、はい……」
「今回は初めてですか?」
「はい」
「では、まず、軽いプロフィールと占ってほしいものなど、こちらの用紙にご記入をお願い致します。では、そちらの机でお書きください。あっ、書きたくない欄は書かなくても大丈夫なので!」
私から少し離れた場所に設置してある机で彼は座りながら記入していた。
――なんだろう。一緒の空間にふたりきりでいるとなんだか変に意識してしまって、ドキドキする! あぁ、ダメ! 占いに集中しないと!
「書き終わりました」
とても丁寧にその用紙を渡してくれた。
私は気がついた。
彼の言葉や仕草、学校にいる時と何か違う? 学校よりも人に対して丁寧な感じ。
彼が書いたものを読んでみた。
しかも彼は有名な暴走族のチーム『月虹』のイケメン総長。
地味な私とは不釣り合いで、絶対に関わらないだろうなって感じの別世界な人。
彼とは中学の時もクラスが一緒で、実はちょっと憧れている。
彼は制服姿のまま、少しどんよりした雰囲気で入ってきた。学校にいる時の、自信満々でクールな様子と、なんか違う。なんだか疲れているのかな?
「本日はお越しくださりありがとうございます」
「あぁ、はい……」
「今回は初めてですか?」
「はい」
「では、まず、軽いプロフィールと占ってほしいものなど、こちらの用紙にご記入をお願い致します。では、そちらの机でお書きください。あっ、書きたくない欄は書かなくても大丈夫なので!」
私から少し離れた場所に設置してある机で彼は座りながら記入していた。
――なんだろう。一緒の空間にふたりきりでいるとなんだか変に意識してしまって、ドキドキする! あぁ、ダメ! 占いに集中しないと!
「書き終わりました」
とても丁寧にその用紙を渡してくれた。
私は気がついた。
彼の言葉や仕草、学校にいる時と何か違う? 学校よりも人に対して丁寧な感じ。
彼が書いたものを読んでみた。