占い師はイケメン総長に愛される🌙.*˚
2.一緒にバイクで
本格的に暑くなってきた時期。放課後の教室。
一番前の真ん中の席で私は、日直の仕事である日誌を書いていた。
「なぁ」
「えっ?」
誰もいないと思っていたのに突然声が聞こえて私は振り向いた。すると彼が教室の後ろに立っていた。
「はい……」
「なぁ、相田さん、俺のこと、めちゃくちゃ見てない?」
突然言われたから私は戸惑う。
しかも冷たい口調。
「あ、あの……」
上手く言葉が出てこない。
「いや、気のせいだったら別にいいんだけど、なんか俺に言いたいことあるの?」
「別に……ない、です」
「そっか、なら良いんだけど」
何事もなかったかのように彼は教室から出ようとする。私は急に何か話しかけたくなった。
「あの、瀬戸くん!」
彼はドアの前で振り向く。
「何?」
「あ、あの、瀬戸くんは、優しいですから!」
うわっ! 何言ってるの私!
どうしよう、突然何?って感じだよね?
「ははは!」
すると彼が全力で笑いだした。
「突然、何? 面白いな!」
予期せぬ、おもいっきりの笑顔。
私の心は大きくときめいた。
一番前の真ん中の席で私は、日直の仕事である日誌を書いていた。
「なぁ」
「えっ?」
誰もいないと思っていたのに突然声が聞こえて私は振り向いた。すると彼が教室の後ろに立っていた。
「はい……」
「なぁ、相田さん、俺のこと、めちゃくちゃ見てない?」
突然言われたから私は戸惑う。
しかも冷たい口調。
「あ、あの……」
上手く言葉が出てこない。
「いや、気のせいだったら別にいいんだけど、なんか俺に言いたいことあるの?」
「別に……ない、です」
「そっか、なら良いんだけど」
何事もなかったかのように彼は教室から出ようとする。私は急に何か話しかけたくなった。
「あの、瀬戸くん!」
彼はドアの前で振り向く。
「何?」
「あ、あの、瀬戸くんは、優しいですから!」
うわっ! 何言ってるの私!
どうしよう、突然何?って感じだよね?
「ははは!」
すると彼が全力で笑いだした。
「突然、何? 面白いな!」
予期せぬ、おもいっきりの笑顔。
私の心は大きくときめいた。