『四つ葉のクローバー』花言葉シリーズ
やめてくださいと泣き叫んだ。杉山は脂ぎった顔をいやらしく歪めて笑いながら、哀れなわたしの姿をスマートフォンで撮った。そしてその映像を嫌がるわたしに再生して見せた。

「こんな姿、誰にも見られたくないだろう?だったら俺の言うことを聞くんだ。いいか、今からおまえは俺のペットだ。俺には逆らえん。それに入社したばかりなのに追い出されたくはないだろう」

どうしようもなかった。わたしは卑劣な脅しに屈した。毎日のように呼び出され、ホテルで、会社で、あらゆる場所で犯された。

地獄のような生活は杉山に新しい愛人ができるまで続いた。それ以来、呼び出されることは無くなったが、あの屈辱の映像は相変わらず杉山に握られたままだ。
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