センセイは甘すぎる
(うら)みを込めて先生を凝視していると…

「なんだ?こっち見て?さてはお前もゲームがしたいのか??」

「そんなこと言ってないで、さっさと教師らしいことしてください。先生。」

あきれた…

「へぇー。ホントは俺に見とれちゃってたんじゃないの…?」

彼の黒い髪が無造作に揺れた。

「そっ、そんなんじゃありません…」

「今のは怨念(おんねん)パワーを送ってただけです…!!」
< 3 / 7 >

この作品をシェア

pagetop