戦国武将織田信長の不器用な恋

第一章 我が名は織田信長だ

マミは戦国武将が大好きなOL。

織田信長、徳川家康、明智光秀、豊臣秀吉、伊達政宗

そして一番好きなのは武田信玄。

もし、戦国時代に行けたなら、絶対に武田信玄に会いたいと思っていた。

行けるわけないけど……

マミはいつものようにベッドで眠りについた。

朝、目が覚めると、知らない場所だった。

ここはどこ?

あたり一面草むらで、すっごい田舎って感じ。

しかも、誰一人通っていない、いや、道がないと言った方が正解のような場所。

遠くから何か音が聞こえる、あれは馬のひづめの音。

嘘、ここは競馬場?

違う、あっという間にその馬は私に近づいた。

そして私の側まで近寄って止まった。

馬に跨ってるのは甲冑に身を固めた侍。

えっ、嘘だよね、私、どうしちゃったの?
< 1 / 90 >

この作品をシェア

pagetop