戦国武将織田信長の不器用な恋
えっ、好きな女?

「信長様、今私を好きな女といってくださったのですか」

「あ、いや、違う、いや、その……」

信長は慌てて恥ずかしそうに俯いた。

信長様、かわいい。

「信長様、私も好きです」

「えっ、本当か」

信長は満面の笑みを浮かべた。

そこへ、信玄と幸村がやってきた。

「マミ、やっと会えた」

そう言って、マミを引き寄せ抱きしめた。

「信玄様」

マミは信玄の顔をじっと見つめていた。

その時、マミは腕を引っ張られて、信長の腕にすっぽり抱えられた。

「人の女に触れるな」

「マミはお前の女なのか、この間、俺のそばにいると約束したばかりだが……」

「マミ、誠か」

えっ、ああ、たしかに、でも……
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