戦国武将織田信長の不器用な恋
次の日、朝、目が覚めても、戦国時代、しかも気持ち悪〜い。

「マミ、どうしたのだ、医者に見せた方がいいんじゃないのか」

心配そうにマミの顔を覗くのは信長だった。

「だ、大丈夫です」

「大丈夫に見えないぞ」

「別に病気じゃないんで……」

「なんでそう言い切れるんだ、お前は医者か?」

「違いますけど、病気じゃないんです、放っておいてください」

もう、なんかイライラしちゃって、信長様に当たっちゃった。

信長様はそれから全く顔を見せない。

怒っちゃったのかな?

「入るぞ」

声をかけて様子を見にきてくれたのは秀吉さんだった。

「何も食べなくて大丈夫なのか」

「二ヶ月くらいしたら良くなります」

「おい、二ヶ月何も口にしないのか」

「そう言うわけでは……」

「医者を呼ぼう」
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