戦国武将織田信長の不器用な恋
不思議と少しだが食べることが出来た。

「マミ、よかった、お前が具合が悪いと、俺はどうしていいかわからない」

「信長様」

それから、信長はマミが気持ち悪いと言えば、背中をさすり、少し食べ物を口に運ぶと、

「よかったな」と言って、喜んだ。

信長様は本当は優しい人なのかも。

でもこれから先、このままってわけに行かない。

マミは意を決して、信長に妊娠を告げる決意をした。

「信長様、お伝えしたいことがあります」

「なんだ」

「あのう、私、赤ちゃんが出来ました」

信長は目を瞬かせて、不思議な表情を見せた。

「赤ちゃんって、赤子のことか」

「はい」

「誰の子だ」

「信長様の子供です」

「俺の子供?」

「だって、私、信長様にしか、その、抱かれていないので」
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