戦国武将織田信長の不器用な恋
新入社員の織田信長くんは信長様に瓜二つ。

もう、どうなってるの?

信長様は私が突然消えて、心配してるだろうな。

仕事が終わって、アパートに帰った。

現代に戻って、一日が長かった。

ベランダに出て、空を見上げた。

信長様、私、信長様に会いたい。

信長様の側にいたい。

信長様に抱きしめてほしい。

どうしたら戦国時代にいけるの?

涙が溢れて止まらなかった。

その時、アパートのインターホンが鳴った。

誰だろう、こんな時間に……

「どなたですか」

「先輩、俺です、織田信長です」

「えっ、織田くん?」

私はドアを開けた。

そこには織田信長が立っていた。
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