戦国武将織田信長の不器用な恋
信長の傷の手当ても終わり、秀吉はマミを自分の部屋に行くように

促したが、マミは信長の側を離れない。

「マミ、お館様はお疲れだ、自分の部屋に行くぞ」

「いやです、信長様の側を離れたくありません」

マミはギュッと信長の腕にしがみついた。

「マミ、子供みたいなこと言うな」

信長は溜まりかねて口を挟んだ。

「このままでよい、なあ、マミ、そうだ、これからマミの部屋はここにするか」

「本当ですか、嬉しい」

マミは満面の笑みを浮かべた。
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