戦国武将織田信長の不器用な恋
秀吉は仕方なく、その場を離れた。

「マミ、俺はお前を戦国時代に連れてきたことを間違っているのではないかと
思っている」

「どうしてですか」

「こんなにも慕われて、少し恥ずかしい」

「私はずっと一緒にいたいです、だから現代に戻りたくありません」

「可愛いことを言われると、俺は我慢出来なくなる」

信長はマミをじっと見つめてキスを落とした。

マミは信長のキスを受け止めた。

二人は熱い抱擁に酔いしれた。

「信長様、私をずっとお側においてください」

「マミ、絶対に離さない」

信長の唇はマミの全身を駆け巡った。

その度にマミは感じる声を上げた。

幸せに包まれて、この時間が止まればと願っていた。

しかし、その願いは叶わぬこととなるのである。

朝まで抱擁は止まることはなかった。

「マミ、少し眠ろう」

「いやです、目が覚めたら信長様がいなくなりそうで怖いです」
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