イケメン俳優パパ『生田 蓮』に恋をして――。
遊園地を出て、帰りの車の中。
はしゃぎすぎた子供たちは、爆睡。
「今日は、いきなりのお誘いにお付き合いいただいて、ありがとうございました」
「こちらこそ、楽しみました。ありがとうございます」
ルームミラーを通して彼と目が合う。
「あ、やっと江川さんと目が合った」
「えっ?」
「あ、いや、気のせいかもなんですけど、今日の江川さん、僕と目を合わせてくれないなぁって思って」
「……」
「今日の遊園地、本当は嫌だったのかなとか、僕、何かやらかしちゃったかなぁとか色々考えちゃって……」
「いや、全然そういうのじゃなくて……」
「じゃなくて?」
「あの! いや、なんでもない、です」
本当は、撮られていた写真の、一緒にいた女優さんとはお付き合いしているのですか?って質問をしたかった。けれど、マイナス思考が頭の中を支配してくる。落ち込む答えが返ってきそうだったし、なんでそんな親しいわけでもないのに、プライベート質問してくるの? みたいになって嫌われても嫌だし――。
帰りは子供たちが眠っていて、休憩タイムも一回だけ。道もそんなに混んでいなくて、行く時よりも時間がかからず家に着いた。
「生田さん、今日はありがとうございました」
「こちらこそありがとうございました」
「柚希ちゃん、バイバイ!」
「バイバイ!」
夢のような時間は、終わった。
はしゃぎすぎた子供たちは、爆睡。
「今日は、いきなりのお誘いにお付き合いいただいて、ありがとうございました」
「こちらこそ、楽しみました。ありがとうございます」
ルームミラーを通して彼と目が合う。
「あ、やっと江川さんと目が合った」
「えっ?」
「あ、いや、気のせいかもなんですけど、今日の江川さん、僕と目を合わせてくれないなぁって思って」
「……」
「今日の遊園地、本当は嫌だったのかなとか、僕、何かやらかしちゃったかなぁとか色々考えちゃって……」
「いや、全然そういうのじゃなくて……」
「じゃなくて?」
「あの! いや、なんでもない、です」
本当は、撮られていた写真の、一緒にいた女優さんとはお付き合いしているのですか?って質問をしたかった。けれど、マイナス思考が頭の中を支配してくる。落ち込む答えが返ってきそうだったし、なんでそんな親しいわけでもないのに、プライベート質問してくるの? みたいになって嫌われても嫌だし――。
帰りは子供たちが眠っていて、休憩タイムも一回だけ。道もそんなに混んでいなくて、行く時よりも時間がかからず家に着いた。
「生田さん、今日はありがとうございました」
「こちらこそありがとうございました」
「柚希ちゃん、バイバイ!」
「バイバイ!」
夢のような時間は、終わった。