近距離恋愛
「痛いの。」

「何が?」

「心が」

「なんで?」

「わかんない。」

さっきからこんな会話しかしてないまま30分程たった。

「ふぅ...」

「いつから...」

「え?」

「いつから彼女できたの??」

あたしはこんな事聞いてる自分が恥ずかしかった。

「いねぇよ、んなもん」

「だって居るって言ったじゃん!!」

「嘘だよ、ごめんな」

「うぇーん」

あたしは泣きっぱなし。

居ない彼女に嫉妬してました。

「まあ、葵が妬いてることにビックリ」

そうだよね...

「でも、今はごめんな。恋愛とかはできねぇんだ」

「なんで??」

「今はごめん」

「わかった。」

「でも好きなのは葵だけだよ。」

「うん、ありがと」

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