近距離恋愛
ゲーセンはガヤガヤしてて、ひっつかないと声が聞こえない。

でもゲームがおもしろいから大好きだった。

「プリとろーよ」

「ん、またかよー」

「ゲーセンに毎週来てるのもどーかと思うけどね」

「いいじゃねーか」

あたしは毎回翔とプリを撮った。

思い出がほしかったから。

ほんのちょっとの思い出が。

「翔、すき屋行こうか」

あたしは笑う。

「おう!!腹減ったしな!!」

「うんッ!!」


「あー食った食った。」

「だねぇ!!」

「んじゃ帰るか!!」

PM21:00

「ただいま~」

あたしは本当の家の様に入っていく。

「またすき屋食べてきたの??」

「うん」

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