Macaron Marriage
「翔さん……あのっ……ここ外だから胸は……」
周りに誰もいないとはいえ、胸が露わになるのはやはり恥ずかしい。
すると翔はシートに腰を下ろす。それから萌音を抱き上げると自分の足の上に向かい合って座らせた。
「これなら見えない」
そう言いながらにっこり微笑むと、萌音の胸に唇を這わせていく。胸の頂をじっくりと舐る翔の舌に体を震わせながら、彼の頭を強く抱きしめた。
どうしよう……頭がクラクラしちゃう……。スカートの中で翔の硬くなったものを感じ、萌音は緊張のあまりゴクリと唾を飲み込む。私ってこんなにエッチだったっけ……こんなにも彼が欲しくたまらなくなってしまう。
しかしその時にポツリと雨粒が降ってくるのを感じ、萌音は空を見上げる。先ほどまで明るかった空に雨雲がかかり始めていた。今すぐにでも降り始めそうな雲行きに、萌音は翔の肩を叩く。
「翔さん……雨が降り出しそう……」
その声には少しだけ落胆の色が感じられた。翔は空を見上げてから辺りを見回し、小屋を指差す。
「とりあえずあそこに入ろう」
急いで荷物をまとめ、シートを畳もうとした瞬間ザッと雨が降ってくる。二人は慌てて小屋に入るとドアを閉めた。
小屋の中は農機具や肥料などが置いてあり、ほんのりと香る草や土の匂いがする。そして取り付けられた小さな窓からは、畑全体の様子がしっかりと見渡せた。
翔は棚の中からタオルを取り出すと、萌音の髪をついた雫を拭っていく。
「寒くない?」
「……大丈夫」
彼の優しさが嬉しいのに、雨が降っても体の火照りだけは収まってくれない。
「きっと通り雨だね。すぐに止むよ」
窓の外を眺める翔の背中を見ていると、息苦しくなっていくのを感じていた。
あぁ、どうして私こんなにも翔さんが好きなんだろう……。彼と一緒にいると、心も体も溶けてしまいそうになるの……。
ついに萌音は我慢の限界に到達し、思わず翔の背中に抱きついてしまった。彼の匂いを吸い込むと、ドキドキが止まらなくなる。
「萌音?」
こんなこと言ってもいいのかな……引かれたりしないかな……萌音は翔の背中に小さな声で語りかけた。
「……もう終わり……?」
言い終えた途端、勢いよく唇を塞がれる。翔は萌音を抱き上げると、窓際に置かれていた作業用の長テーブルの上に座らせる。
キスが止むことはなく、萌音の足を広げるとその間に体を滑り込ませた。
「……いい?」
息を荒くした翔が萌音の耳元で囁くと、それすらも萌音の気持ちを更に煽っていく。
「……うん……」
再びキスをし、翔は萌音の中へと入り込む。深く深く交わり、二人の耳には雨音よりもお互いの熱い吐息が響く。そしてゆっくりと抗いようのない快楽の渦に飲み込まれていった。
周りに誰もいないとはいえ、胸が露わになるのはやはり恥ずかしい。
すると翔はシートに腰を下ろす。それから萌音を抱き上げると自分の足の上に向かい合って座らせた。
「これなら見えない」
そう言いながらにっこり微笑むと、萌音の胸に唇を這わせていく。胸の頂をじっくりと舐る翔の舌に体を震わせながら、彼の頭を強く抱きしめた。
どうしよう……頭がクラクラしちゃう……。スカートの中で翔の硬くなったものを感じ、萌音は緊張のあまりゴクリと唾を飲み込む。私ってこんなにエッチだったっけ……こんなにも彼が欲しくたまらなくなってしまう。
しかしその時にポツリと雨粒が降ってくるのを感じ、萌音は空を見上げる。先ほどまで明るかった空に雨雲がかかり始めていた。今すぐにでも降り始めそうな雲行きに、萌音は翔の肩を叩く。
「翔さん……雨が降り出しそう……」
その声には少しだけ落胆の色が感じられた。翔は空を見上げてから辺りを見回し、小屋を指差す。
「とりあえずあそこに入ろう」
急いで荷物をまとめ、シートを畳もうとした瞬間ザッと雨が降ってくる。二人は慌てて小屋に入るとドアを閉めた。
小屋の中は農機具や肥料などが置いてあり、ほんのりと香る草や土の匂いがする。そして取り付けられた小さな窓からは、畑全体の様子がしっかりと見渡せた。
翔は棚の中からタオルを取り出すと、萌音の髪をついた雫を拭っていく。
「寒くない?」
「……大丈夫」
彼の優しさが嬉しいのに、雨が降っても体の火照りだけは収まってくれない。
「きっと通り雨だね。すぐに止むよ」
窓の外を眺める翔の背中を見ていると、息苦しくなっていくのを感じていた。
あぁ、どうして私こんなにも翔さんが好きなんだろう……。彼と一緒にいると、心も体も溶けてしまいそうになるの……。
ついに萌音は我慢の限界に到達し、思わず翔の背中に抱きついてしまった。彼の匂いを吸い込むと、ドキドキが止まらなくなる。
「萌音?」
こんなこと言ってもいいのかな……引かれたりしないかな……萌音は翔の背中に小さな声で語りかけた。
「……もう終わり……?」
言い終えた途端、勢いよく唇を塞がれる。翔は萌音を抱き上げると、窓際に置かれていた作業用の長テーブルの上に座らせる。
キスが止むことはなく、萌音の足を広げるとその間に体を滑り込ませた。
「……いい?」
息を荒くした翔が萌音の耳元で囁くと、それすらも萌音の気持ちを更に煽っていく。
「……うん……」
再びキスをし、翔は萌音の中へと入り込む。深く深く交わり、二人の耳には雨音よりもお互いの熱い吐息が響く。そしてゆっくりと抗いようのない快楽の渦に飲み込まれていった。