放課後の音楽室で
あっ
「佐久間、おめでとう。先に来てたんだ?」
職員室から出てきた制服姿の佐久間と、ばったりと遭遇した。
「うん。上田くんもおめでとう」
色々なプレッシャーから解放された佐久間の表情はすごく明るくて、ほっとする。
「ありがとう。あっ、もう帰る?ちょっと待ってて欲しいんだけど…」
「私もそう言おうと思ってた。…音楽室で待ってるね」
俺は頷いて、佐久間とすれ違うように職員室へと入った。
「上田、頑張ったな」
担任の先生に報告が終わると、ちょうど職員室にいた高梨先生が嬉しそうにそう言って、俺の肩にぽんっと手を置く。
「ありがとうございます。俺、先生みたいな教師になれるように頑張ります」
俺の言葉に、高梨先生は笑顔で頷いて立ち上がる。
「部活指導行ってくるよ。上田も、落ち着いたら向こうに行く前に顔出すといい」
「はい」
少しずつ、少しずつ高校生から卒業していることを実感する。
思い返せば、あっという間の3年間だったな。ましてや、大変ではあったけど、受験勉強期間も気づいたら終わってた。
大学4年間もあっという間なのかな…。
そんなことを思いながら、先生の後ろ姿を見届けて、職員室を後にした。
「佐久間、おめでとう。先に来てたんだ?」
職員室から出てきた制服姿の佐久間と、ばったりと遭遇した。
「うん。上田くんもおめでとう」
色々なプレッシャーから解放された佐久間の表情はすごく明るくて、ほっとする。
「ありがとう。あっ、もう帰る?ちょっと待ってて欲しいんだけど…」
「私もそう言おうと思ってた。…音楽室で待ってるね」
俺は頷いて、佐久間とすれ違うように職員室へと入った。
「上田、頑張ったな」
担任の先生に報告が終わると、ちょうど職員室にいた高梨先生が嬉しそうにそう言って、俺の肩にぽんっと手を置く。
「ありがとうございます。俺、先生みたいな教師になれるように頑張ります」
俺の言葉に、高梨先生は笑顔で頷いて立ち上がる。
「部活指導行ってくるよ。上田も、落ち着いたら向こうに行く前に顔出すといい」
「はい」
少しずつ、少しずつ高校生から卒業していることを実感する。
思い返せば、あっという間の3年間だったな。ましてや、大変ではあったけど、受験勉強期間も気づいたら終わってた。
大学4年間もあっという間なのかな…。
そんなことを思いながら、先生の後ろ姿を見届けて、職員室を後にした。