放課後の音楽室で
上田くんとは別の小学校から上がってきたから、中1で同じクラスになったことが出会いのきっかけだった。
『俺、佐久間のかわってるとこ結構気に入ってるけど?』
1年生の社会科見学でのグループ分けで、どこにも入れなかった私に声をかけてくれたのが上田くんだった。
『見学でも、面白いところ気がつきそうだし』
明るくそう言って、ケラケラと笑う上田くんに、居心地の悪かった私は救われた。
そして、それがきっかけで、
『なんか、佐久間さんって、面白いね』
『抜けてるとこあるし』
と、いろんな人が私と少しずつ距離を縮めてくれるようになった。
その中で、私を1番理解してくれたのが、今でも親友の渋谷怜ちゃん。
『きっと、宿題は、みんながどのくらい理解してるか見たいからなんじゃない?意欲があるなら、宿題の他に自分でもやっていいんだと思うよ?』
『牛乳かあ。確かに、ご飯の時くらいは別の飲み物の方が合うよね』
私の疑問に、面倒くさがらずに丁寧に答えてくれた怜ちゃん。
『先生、色々忙しいから、答えるの大変なのかもよ?私が聞いてあげるよ』
今思えば、怜ちゃんは、私が先生から嫌われないように、うまく間に入ってくれていたと思う。
『俺、佐久間のかわってるとこ結構気に入ってるけど?』
1年生の社会科見学でのグループ分けで、どこにも入れなかった私に声をかけてくれたのが上田くんだった。
『見学でも、面白いところ気がつきそうだし』
明るくそう言って、ケラケラと笑う上田くんに、居心地の悪かった私は救われた。
そして、それがきっかけで、
『なんか、佐久間さんって、面白いね』
『抜けてるとこあるし』
と、いろんな人が私と少しずつ距離を縮めてくれるようになった。
その中で、私を1番理解してくれたのが、今でも親友の渋谷怜ちゃん。
『きっと、宿題は、みんながどのくらい理解してるか見たいからなんじゃない?意欲があるなら、宿題の他に自分でもやっていいんだと思うよ?』
『牛乳かあ。確かに、ご飯の時くらいは別の飲み物の方が合うよね』
私の疑問に、面倒くさがらずに丁寧に答えてくれた怜ちゃん。
『先生、色々忙しいから、答えるの大変なのかもよ?私が聞いてあげるよ』
今思えば、怜ちゃんは、私が先生から嫌われないように、うまく間に入ってくれていたと思う。