放課後の音楽室で
次の日の夕方、約束の時間より15分くらい早く待ち合わせの公園に行ったのに、佐久間はもう来ていた。
「上田くん、久しぶりだね。ごめんね急に」
「久しぶり。全然平気。元気してた?」
久しぶりに見る佐久間は、髪の毛が伸びていて、ちょっと大人っぽい雰囲気になっていた。
夏用のノンスリーブのワンピース姿の佐久間が、いつもより肌の露出が多くてドキッとする。
そんな視点で見たいわけじゃないのに…。
「元気だったよ?…これ渡したかったの」
そう言って佐久間は俺に小さな紙袋を差し出した。
「上田くん、明後日誕生日でしょ?」
あっ…そうだった。
「プレゼント…準備してくれたの?」
「うん。明後日渡したかったけど、模試が入ってて」
忙しいのに、わざわざ準備してくれてたことが、すごく嬉しい。
「佐久間、ありがとう」
「ふふっ。よかった、渡せて」
佐久間は嬉しそうに笑うと、ベンチにゆっくりと腰を下ろした。
サラサラっと長い髪の毛が揺れる。それだけなのに俺の胸の鼓動が速くなっていく。
あっ…
「髪飾り使ってくれてるんだ?」
誕生日にあげたピンをつけてることに気がついて、テンションが上がる。
「うん!塾の友達にも、似合うねって褒められたの」
嬉しそうな佐久間の姿に、ほっと胸を撫で下ろす。
よかった。
「上田くん、久しぶりだね。ごめんね急に」
「久しぶり。全然平気。元気してた?」
久しぶりに見る佐久間は、髪の毛が伸びていて、ちょっと大人っぽい雰囲気になっていた。
夏用のノンスリーブのワンピース姿の佐久間が、いつもより肌の露出が多くてドキッとする。
そんな視点で見たいわけじゃないのに…。
「元気だったよ?…これ渡したかったの」
そう言って佐久間は俺に小さな紙袋を差し出した。
「上田くん、明後日誕生日でしょ?」
あっ…そうだった。
「プレゼント…準備してくれたの?」
「うん。明後日渡したかったけど、模試が入ってて」
忙しいのに、わざわざ準備してくれてたことが、すごく嬉しい。
「佐久間、ありがとう」
「ふふっ。よかった、渡せて」
佐久間は嬉しそうに笑うと、ベンチにゆっくりと腰を下ろした。
サラサラっと長い髪の毛が揺れる。それだけなのに俺の胸の鼓動が速くなっていく。
あっ…
「髪飾り使ってくれてるんだ?」
誕生日にあげたピンをつけてることに気がついて、テンションが上がる。
「うん!塾の友達にも、似合うねって褒められたの」
嬉しそうな佐久間の姿に、ほっと胸を撫で下ろす。
よかった。