誰も愛さないと言った冷徹御曹司は、懐妊妻に溢れる独占愛を注ぐ
「今は茉子のことを考えるのは禁止。モニターもあるし起きたら俺がちゃんとするから、今は俺だけに集中しろ」
そのゾクリとするような声と、私を射抜くような瞳に私はごくりと唾液を飲み込んだ。
「もう優しくしない。すぐに何も考えられないようにしてやる」
悠希さんはそう言うと、噛みつくようにキスをする。舌と舌が絡み合い、どちらの唾液がわからない。呑み込めなかったものが唇から零れ落ちる。
キスをしながら、悠希さんは自分のパジャマのボタンを素早く外すと、パジャマを投げ捨てた。何度も見ているのに、その均整のとれた身体にドキドキとしてしまう。
いつもより早急に胸を触られ、頂を舌で甘噛みされれば、一瞬で私の身体は快感に変わる。
「ん…あっ」