BODY BLOW ~Dr.剛の恋~
「起きるわ」
いかにも不機嫌そうに、俺をよけて起き上がろうとする宝。
俺は宝の肩を押さえつけて布団へと戻した。
「どいて。起きるの」
必死に俺を退かそうとするが、俺は動かない。
「剛、いい加減にして」
珍しく、宝が声を荒げる。
「お前こそいい加減にしろ。いつまで1人で抱えている気だ?」
「はあ?」
キョトンとした顔。
「辛いなら辛いって言えよ。何で俺に頼らないんだ。俺はそんなに頼りないか?」
そりゃあ元旦那に比べたら、子供っぽくて頼りないかもしれないが・・・
後半は、かろうじて自分の胸の中に呟いた。
「剛に迷惑をかけたくないの。ただそれだけよ」
「迷惑、かけてくれよ。ちゃんと受け止めるから。俺に隠れてコソコソするな」
自分でもまるで駄々っ子のような言いぐさだと思うが、昨日からのストレスでつい口をついてしまった。
「もしかして、野崎に会ったの?」
さすが、宝はピンときたらしい。
「ああ」
「何か言われた?大丈夫?」
なぜか俺の心配をする宝。
俺が野崎さんに色々と言われるのを見続けて来たから、仕方ないか。
「宝、大丈夫だよ。野崎さんは今回のことで俺を呼んだんだ」
「今回のこと・・・じゃあ、経緯を聞いたのね?」
「ああ」
俺は宝のからだから手を離し、2人でベットに座り込んだ。
いかにも不機嫌そうに、俺をよけて起き上がろうとする宝。
俺は宝の肩を押さえつけて布団へと戻した。
「どいて。起きるの」
必死に俺を退かそうとするが、俺は動かない。
「剛、いい加減にして」
珍しく、宝が声を荒げる。
「お前こそいい加減にしろ。いつまで1人で抱えている気だ?」
「はあ?」
キョトンとした顔。
「辛いなら辛いって言えよ。何で俺に頼らないんだ。俺はそんなに頼りないか?」
そりゃあ元旦那に比べたら、子供っぽくて頼りないかもしれないが・・・
後半は、かろうじて自分の胸の中に呟いた。
「剛に迷惑をかけたくないの。ただそれだけよ」
「迷惑、かけてくれよ。ちゃんと受け止めるから。俺に隠れてコソコソするな」
自分でもまるで駄々っ子のような言いぐさだと思うが、昨日からのストレスでつい口をついてしまった。
「もしかして、野崎に会ったの?」
さすが、宝はピンときたらしい。
「ああ」
「何か言われた?大丈夫?」
なぜか俺の心配をする宝。
俺が野崎さんに色々と言われるのを見続けて来たから、仕方ないか。
「宝、大丈夫だよ。野崎さんは今回のことで俺を呼んだんだ」
「今回のこと・・・じゃあ、経緯を聞いたのね?」
「ああ」
俺は宝のからだから手を離し、2人でベットに座り込んだ。