BODY BLOW ~Dr.剛の恋~
「宝は彼の奥さんを訴える気はないの?」
「ないわ」
凜とした口調。
まあいいだろう。
だいたい想像した答えだ。
「これからも、俺とは一線を引いて付き合っていく気?」
「えっ、そんなつもりは・・・」
「ないとは言わせない。ネットの書き込みも、2ヶ月以上黙っていただろ。昨日も、辛いのに俺には相談もせずに1人で悩んで、酒や薬に逃げようとした」
「それは・・・」
宝が黙って下を向く。
「昨日、野崎さんに言われたんだ。『いい加減な気持ちで宝と付き合うな』って。『宝を頼む』ってね」
「えっ」
みるみるうちに、宝の目から涙が溢れる。
「馬鹿。他の男の言葉で感動して泣くな。気分悪い」
「ごめんなさい」
俺は宝を抱き寄せた。
「もう遠慮はしない。これからは、お前の心にもズカズカと入っていく」
「うん」
珍しく、宝も反対しない。
「でも、剛の相手が私なんかで本当にいいの?もっといい人が」
それでもまだ言おうとする宝の口元に人差し指を当てて言葉を遮った。
「黙れ。俺はお前がいいの」
そう言うと、唇を重ねた。
宝も応えるように求めてきて、そのまま俺たちはベットに倒れ込んだ。
「ないわ」
凜とした口調。
まあいいだろう。
だいたい想像した答えだ。
「これからも、俺とは一線を引いて付き合っていく気?」
「えっ、そんなつもりは・・・」
「ないとは言わせない。ネットの書き込みも、2ヶ月以上黙っていただろ。昨日も、辛いのに俺には相談もせずに1人で悩んで、酒や薬に逃げようとした」
「それは・・・」
宝が黙って下を向く。
「昨日、野崎さんに言われたんだ。『いい加減な気持ちで宝と付き合うな』って。『宝を頼む』ってね」
「えっ」
みるみるうちに、宝の目から涙が溢れる。
「馬鹿。他の男の言葉で感動して泣くな。気分悪い」
「ごめんなさい」
俺は宝を抱き寄せた。
「もう遠慮はしない。これからは、お前の心にもズカズカと入っていく」
「うん」
珍しく、宝も反対しない。
「でも、剛の相手が私なんかで本当にいいの?もっといい人が」
それでもまだ言おうとする宝の口元に人差し指を当てて言葉を遮った。
「黙れ。俺はお前がいいの」
そう言うと、唇を重ねた。
宝も応えるように求めてきて、そのまま俺たちはベットに倒れ込んだ。