BODY BLOW ~Dr.剛の恋~
どの位時間がたっただろうか、
「剛、起きてる?」
ウトウトしていた俺に、宝が声をかける。
ベットに起き上がり見下ろす顔は、何か吹っ切れたような決意を感じさせる表情だ。
「私、もう逃げないわ。あなたについて行きます。良い奥さんになります」
「ええ?」
ポカンと口を開けてしまった。
「お前、今プロポーズした?まじか、俺がするつもりだったのに・・・」
俺もベットに起き上がり、宝の両手を握る。
「お互い腹をくくろう。もう逃げることはしない。たとえ世界中から見放されても、俺は宝の側を離れない」
「剛・・・」
「今年の6月、奏太の10回忌が終わったら入籍しよう」
「はい」
そう言うと、宝は俺の胸に顔を埋めた。
今まで苦労してきた宝を幸せにしてやるとは言わないが、一緒に幸せになりたいと心から思う。
物にも人にも執着してこなかった俺の唯一無二の存在がお前だから、もう手放さない。
「剛、起きてる?」
ウトウトしていた俺に、宝が声をかける。
ベットに起き上がり見下ろす顔は、何か吹っ切れたような決意を感じさせる表情だ。
「私、もう逃げないわ。あなたについて行きます。良い奥さんになります」
「ええ?」
ポカンと口を開けてしまった。
「お前、今プロポーズした?まじか、俺がするつもりだったのに・・・」
俺もベットに起き上がり、宝の両手を握る。
「お互い腹をくくろう。もう逃げることはしない。たとえ世界中から見放されても、俺は宝の側を離れない」
「剛・・・」
「今年の6月、奏太の10回忌が終わったら入籍しよう」
「はい」
そう言うと、宝は俺の胸に顔を埋めた。
今まで苦労してきた宝を幸せにしてやるとは言わないが、一緒に幸せになりたいと心から思う。
物にも人にも執着してこなかった俺の唯一無二の存在がお前だから、もう手放さない。