年下男子の甘すぎる溺愛に困っています
布団1式は今日の夕方にお店の方が家に配送してくれることになった


「商店街に寄って帰ってもいい?」


「うん」


「買い物ってスーパーとかじゃないんだ?」


「商店街のお店の人達が私のバイト先の常連さんなの」


「ふーん」

商店街に着くと、相変わらずの賑わい


昔ながらのこの雰囲気が私は好きだ


「いおりちゃーん!」


声のする方を向くと


「米田さん!こんにちは~」

米田さんは商店街の人の中でも特に仲良くしてくれているおばあちゃん


「あらあら、いおりちゃん!この方は、?」

米田さんの目線の先には御影くん


「色々あって、一緒に暮らしてる御影くんです」


「まあ!いいわね!ほら、イケメンさんだから、特別よ」

そう言って、たくさんの野菜を御影くんに渡す


「ありがとうございます」


「いおりちゃんに意地悪しちゃダメよ」

米田さんの言葉に頷いてる御影くん


「もう!米田さん、、御影くんも、」


米田さんは、いつもおまけをしてくれるから、今日も多めに買い物をした


帰り道、御影くんが重い荷物を持ってくれる


「御影くんがいると凄く助かる。ありがとう」


「ん、いつもこんなに多いの?」


「ううん。御影くんがいるから、今日はみんないつも以上だったよ」

御影くんパワーは凄く、いつも以上のおまけに、1人では持てない量の荷物になってしまった


「俺は関係ない、、いおりさんが歩く度みんな話しかけてた。いおりさんだからだよ」


「そうかな?御影くんの影響もありそうだけど、、」


家に帰るとすぐに布団が届いた


私が料理好きなのもあり、リビングが広めなところに住んでいてよかった


布団と一緒に買った棚をリビングの壁側に置く


「この棚御影くん専用だから、好きに使ってね」


「いつの間に、、ありがとう」

驚きながらもお礼を言ってくれる


「そうだ!明後日の帰り少し遅くなるかも」


「ん、了解」
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