浮気性の公爵に「外見も内面も最悪」と離縁されましたが、隣国の王太子は見染めてくれたようです~自由気まま少々スリリングな生活を満喫中です~

爽快な朝

「いただきます」

 カルラと向かい合わせで食べ始めた。

 お腹がすきすぎているあまり、二人とも無言のままひたすら食べ続けた。

 人心地ついたあたりで、やっと会話しながら楽しく食べる。

 朝食はがっつり。ランチはそこそこ。ディナーは、まだ時間のはやい内に軽めに。

 これが自分で決めたルール。

 カルラは、夕食以外付き合ってくれる。

 特に朝は、二人で時間をかけて楽しむ。

 食事もそうだけど、お喋りを楽しむのである。

 この二年間、早朝のランニングとストレッチ、お昼以降の運動を欠かしたことはない。運動は、その時期によって違う。

 乗馬であったり山登りであったりウオーキングであったり。

 国境近くの田舎だからこそ、アウトドア的なことはし放題。

 この別荘を買い戻し、移ってきて正解だった。

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