浮気性の公爵に「外見も内面も最悪」と離縁されましたが、隣国の王太子は見染めてくれたようです~自由気まま少々スリリングな生活を満喫中です~
アレックスとアニバルとモフモフロボの正体
「クミ、このジンジャークッキーもきみの手作りかい?」
「ええ、アレックス」
アレックスは、一枚口に放り込んだ。
「わたしも欲しいな」
いつの間にか、ロボがお座りの姿勢に戻っている。
「ほら、ワンちゃん」
「ワンちゃんって申すなっ。おっと」
カユラが一枚宙に放ると、ロボは文句を言いながらも大きな口を開けた。
ジンジャークッキーは、あっという間に消えてしまった。
「美味い。クミ、きみのクッキーは最高だよ」
「ええ、ありがとう。それで?あまりひっぱられて、期待外れに終わるのもなんだから」
「そうだったね」
これだけ期待させられて、くだらない筋書きだったらがっかりどころの話ではない。
それこそ、暴れたくなる。
「ええ、アレックス」
アレックスは、一枚口に放り込んだ。
「わたしも欲しいな」
いつの間にか、ロボがお座りの姿勢に戻っている。
「ほら、ワンちゃん」
「ワンちゃんって申すなっ。おっと」
カユラが一枚宙に放ると、ロボは文句を言いながらも大きな口を開けた。
ジンジャークッキーは、あっという間に消えてしまった。
「美味い。クミ、きみのクッキーは最高だよ」
「ええ、ありがとう。それで?あまりひっぱられて、期待外れに終わるのもなんだから」
「そうだったね」
これだけ期待させられて、くだらない筋書きだったらがっかりどころの話ではない。
それこそ、暴れたくなる。