浮気性の公爵に「外見も内面も最悪」と離縁されましたが、隣国の王太子は見染めてくれたようです~自由気まま少々スリリングな生活を満喫中です~
「大きなモフモフもいいけれど、やっぱり小さなモフモフの方がキュートだわ。それに、かさ高いと鬱陶しいし。ロボ。はら、はやく元の大きさになって」
「元の大きさは、こっちの大きなモフモフの方だ」

 ロボは、大きな舌打ちをした。と思うと、彼がスッと消えてしまった。

「キュー」

 その瞬間、右肩の上に小さなモフモフがのっかった。

「これよこれ。やっぱりこれじゃなきゃ」
「キュキュキュッ」

 癒されるわ。

「さっさと動きましょう。殿下も手伝ってよね」

 さあ、忙しくなるわね。

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