浮気性の公爵に「外見も内面も最悪」と離縁されましたが、隣国の王太子は見染めてくれたようです~自由気まま少々スリリングな生活を満喫中です~
旅立ちの巻
いつも助けてもらったりアドバイスしてもらっているご近所さん数軒をまわり、不在時の家畜の世話をお願いした。
ありがたいことに、みんな嫌な顔一つせず快諾してくれた。
モリーナ王国に行くと決めてから準備が整うまで、そう時間はかからなかった。
お昼過ぎには、いつでも出発出来る状態になっていた。
「あの連中、どうなったかしらね。ここに来るかしら」
「ロボがあしらったんだったら、すぐには来れないだろう。そのベレー帽の男一人ではどうにもならないだろうから。手下を集めるにもすぐにはムリだ。とはいえ、モリーナ王国から呼び寄せるとしても時間がかかる」
わたしの問いに、アニバルが指先で顎をさすりながら答えた。
ありがたいことに、みんな嫌な顔一つせず快諾してくれた。
モリーナ王国に行くと決めてから準備が整うまで、そう時間はかからなかった。
お昼過ぎには、いつでも出発出来る状態になっていた。
「あの連中、どうなったかしらね。ここに来るかしら」
「ロボがあしらったんだったら、すぐには来れないだろう。そのベレー帽の男一人ではどうにもならないだろうから。手下を集めるにもすぐにはムリだ。とはいえ、モリーナ王国から呼び寄せるとしても時間がかかる」
わたしの問いに、アニバルが指先で顎をさすりながら答えた。