浮気性の公爵に「外見も内面も最悪」と離縁されましたが、隣国の王太子は見染めてくれたようです~自由気まま少々スリリングな生活を満喫中です~
ミニモフモフは、すぐに街道からそれて住宅地に入ってしまった。
ここの住宅地も、家々は白い壁で統一されている。長屋形式の家が建ち並び、玄関前には小さな庭がある。
ミニモフモフは、そんな住宅街の中にあるポツンと一軒ある邸宅の門をくぐって中に入ってしまった。
門をくぐってみた。きれいに整備された前庭が広がっている。噴水や庭園を通りすぎ、やっと建物のエントランスが見えてきた。
石造りの二階建ての立派な建物である。
「領主の館かしらね」
「いや、違う」
アニバルに問うと、彼は即座に否定した。
「いいから、その男と話をさせてほしい」
「だから、おまえは何者なんだ?」
エントランスの辺りから、言い争う声が流れてきた。
ここの住宅地も、家々は白い壁で統一されている。長屋形式の家が建ち並び、玄関前には小さな庭がある。
ミニモフモフは、そんな住宅街の中にあるポツンと一軒ある邸宅の門をくぐって中に入ってしまった。
門をくぐってみた。きれいに整備された前庭が広がっている。噴水や庭園を通りすぎ、やっと建物のエントランスが見えてきた。
石造りの二階建ての立派な建物である。
「領主の館かしらね」
「いや、違う」
アニバルに問うと、彼は即座に否定した。
「いいから、その男と話をさせてほしい」
「だから、おまえは何者なんだ?」
エントランスの辺りから、言い争う声が流れてきた。