浮気性の公爵に「外見も内面も最悪」と離縁されましたが、隣国の王太子は見染めてくれたようです~自由気まま少々スリリングな生活を満喫中です~
「キュキュキュッ!」

 その反動で、右肩上にいたミニモフモフが落っこちてしまった。

「まぁっ!ミニモフモフ、大丈夫?」
「ロボは、大丈夫。いまは、ぼくの話をきいてほしい」
「でも、『キュキュキュッ』って言っているわ」
「彼は、魔獣(・・)なんだ。大丈夫だよ」
「ああ、そうだったわね」
「キュキュキュキュー」

 ミニモフモフが、激しく飛び跳ねている。

 きっと、大丈夫って言いたいのね。モフモフってやっぱり可愛いわ。


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