浮気性の公爵に「外見も内面も最悪」と離縁されましたが、隣国の王太子は見染めてくれたようです~自由気まま少々スリリングな生活を満喫中です~
小説まんま君との再会
「じつは、昨夜から知り合いのところに泊めてもらっている。そうだった。その知り合い、まぁ担当している作家なんだが、きみに会いたがっていてね」
「はあ?どうしてわたしに?というより、どうしてわたしのことを知っているの?」
「おいおい。おれはおれが担当している女性の作家と打ち合わせがあるとしか言っていないぞ。ただ、作家と交流する機会などなかなかないから、会ってみたいという思ったんだろう」
「男性、なの?」
思わず、カルラと顔を見合わせてしまった。
「もちろん。いくらなんでも、おれが女性のところに泊まると思うか?」
「ちょっと待ってよ。去年、ここに泊ったわよね」
「そうだったかな?たぶん、きみは女性とは思わなかったんだろう」
「いえ、ちょっと待ってって」
「ほら、きみはペンネームも男性名だし」
「それとこれとは話が違うでしょう」
「はあ?どうしてわたしに?というより、どうしてわたしのことを知っているの?」
「おいおい。おれはおれが担当している女性の作家と打ち合わせがあるとしか言っていないぞ。ただ、作家と交流する機会などなかなかないから、会ってみたいという思ったんだろう」
「男性、なの?」
思わず、カルラと顔を見合わせてしまった。
「もちろん。いくらなんでも、おれが女性のところに泊まると思うか?」
「ちょっと待ってよ。去年、ここに泊ったわよね」
「そうだったかな?たぶん、きみは女性とは思わなかったんだろう」
「いえ、ちょっと待ってって」
「ほら、きみはペンネームも男性名だし」
「それとこれとは話が違うでしょう」