この動画を見ないで下さい
――小型艇救助から二十六日後。


予定通り、明後日にはUY3コロニー到着となる。

ミチルがリーヴストン号を降りる日がやってくるのだ。


僕はまだ、ミチルに告白していなかった。

いざその時になると躊躇して口に出せないでいた。

もし拒まれてしまったら――そう考えると怖じ気づいてしまう。


我ながら、何とも不甲斐ない男だ。

しかしもう時間がない。迷っている暇などないのだ。
< 27 / 42 >

この作品をシェア

pagetop