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――後悔。屈辱。敗北感。


僕の手が小刻みに激しく震えていた。

アルコールのせいなのか、感情の乱れのせいなのか、どちらが原因なのかわからなかった。



誰でもいい。


誰でもいいから殺してやりたい――。


そうすれば、すっきりするんじゃないだろうか。


時間をかけてたっぷりと痛めつけるんだ。

思いつくかぎり惨たらしく――。


黒く濁った情念が理性を侵蝕し、僕を支配しつつあった。




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