僕の姫様、必ず守るよ
「騒動が起こる前、
みんな電話でいろんなところから
呼び出されたんだ。
下の子達が喧嘩したとか、親が事故に
遭ったとか。
今思えば、罠だったんだよね。
幹部をわざと外に出させて、倉庫を
攻撃されたんだ。
他の幹部達は、今罠だって気づいて
こっちに向かってるよ」
「わかった。
幹部達が揃ったら、また話を聞くから」
「うん」
雅と凪の会話はそれだけだったのに、
なんか目線で他のことを語っているよう
だった。