僕の姫様、必ず守るよ


もし、私がまたあのこと言おうとしたら
こんなことが起こるかもしれない。


完全に恐怖に支配された私は、
雅達にあのことを言うのをやめた。


「桜花ちゃん、さっき話したいって
 言ってたことは何?」


「そのことだけど、大丈夫!

 何もないから!」


「本当に?」


「本当になんでもないから!」


雅は心配な顔してるけど、なんでもないからと
無理やり押し切った。





そして、みんなを守るためある決断をした。



< 107 / 280 >

この作品をシェア

pagetop