僕の姫様、必ず守るよ


「今回の、あなた達の仕業よね」



「そうだけど、それは語弊があるな。

 元はといえば、君が総長達に言おうと
 したのがいけないんじゃないか。」



「あんなに傷つけなくてもよかったじゃない」



「だって、あそこまでしないと君の気持ちは
 変わらなかっただろ?

 実際、君の気持ちが変わったみたいだし」



「変わってないっていったら」



「嘘は良くないな~

 でも、もし本当に変わってなかったら
 次はもっと酷いことしちゃうかも」



「やめて!!これ以上みんななこと傷つけ
 ないで!!私の家族なの」



「じゃあ、僕たち炎舞のところにくるね?」



「...わかったわよ」



「桜龍のことを、大事な姫様が裏切ったって
 しったらみんなびっくりするね」



「これで、みんなのことは傷つけないのよね」



「もちろん。

 自分からやめるとは言いづらいし、きっと
 止められるだろうから、僕がきっかけを
 作るね。

 君はいつも通りにしてればいいから。」



「わかった」

< 114 / 280 >

この作品をシェア

pagetop