僕の姫様、必ず守るよ


葵と別れた後、
どうやって帰ってきただろうか。


全然記憶がない。


家に帰ってきて、シャワーを浴びた。


冷水に感じたけど、
そんなことどうでもよかった。


みんなを裏切らなきゃいけない。


まだ、桜龍の温かい空間にいたい。


離れたくない。


いろんな思いが頭の中を駆け巡り、
気づけば大声を上げて泣いていた。




< 115 / 280 >

この作品をシェア

pagetop