僕の姫様、必ず守るよ


現在の時刻は、午前6時。



タクシーの運転手さんには、大丈夫かい?


と声をかけられたが、耳に入ってこなかった。


タクシーから飛び降りて、海岸へと向かう。


叶芽にさっき、バイバイって連絡したから
ずっと電話が鳴っている。


あっちは深夜の3時なのに、心配して
電話をかけてくれてるのだろうか。


でも、そんなこともうどうでもよかった。


叶芽に連絡したのは、流石に申し訳ない
という気持ちが働いたから。



もう全部どうでもいいや。





そんなことを思いながら、海に足をつけた。



< 154 / 280 >

この作品をシェア

pagetop