僕の姫様、必ず守るよ
現在の時刻は、午前6時。
タクシーの運転手さんには、大丈夫かい?
と声をかけられたが、耳に入ってこなかった。
タクシーから飛び降りて、海岸へと向かう。
叶芽にさっき、バイバイって連絡したから
ずっと電話が鳴っている。
あっちは深夜の3時なのに、心配して
電話をかけてくれてるのだろうか。
でも、そんなこともうどうでもよかった。
叶芽に連絡したのは、流石に申し訳ない
という気持ちが働いたから。
もう全部どうでもいいや。
そんなことを思いながら、海に足をつけた。