僕の姫様、必ず守るよ


「僕は桜花ちゃんもチームも守りたい。

 僕は桜花ちゃんが裏切り者だろうが
 裏切り者じゃなかろうが何でもいい。

 桜花ちゃんのそばにいたい。

 でも桜花ちゃんを炎舞から奪還することで
 もしかしたらチームに亀裂が入るかも
 しれない。


 だから、この中で桜花ちゃんを奪還するのに
 反対な人がいたら、僕は総長を降りて
 このチームからも抜ける。


 それほどまでに彼女を愛してしまった。


 もう、桜花ちゃんに伝えるのは遅いかも
 しれない。


 あんなひどい言葉かけておいてって
 思われるかもしれない。


 でも、僕は桜花ちゃんのそばにいたい。


 その気持ちは伝えるつもりだよ。


 今度こそ、何があっても離さないために。


 これが僕の気持ち、決意だよ」





皆んなは静まり返って何も言ってこない。


その沈黙を破ったのは、大和だった。


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