僕の姫様、必ず守るよ
「桜花さんは、私たちを守るために
今まで炎舞にいました。
それが、炎舞から急に解放するから
桜龍に戻れって言われて戻ると思います?
桜花さんの性格なら、どこにも居場所が
なくなったと思うのではないでしょうか。
お家も何か事情があるみたいですし...」
「つまりどこに桜花いったんだ?」
「大和、ここまで来たらだいたい
わかるでしょ。
多分桜花さんは、居場所がなくなったと
自殺するつもりです」
伊織がハッキリと言った。
その時、凪が部屋から戻ってきて
「雅!場所がわかった!
今いるルートから考えると
〇〇海岸に向かってると思う!」
雅は携帯に向かって
「葵、場所がわかったからこれから
いってくる。
君とは今度ゆっくり話をしよう」
「そうだな。
桜花が見つかってから話そう」
そう言って電話を切った。