僕の姫様、必ず守るよ

ー桜花サイドー


ん、あたたかいー

あれもう朝だっけー

いや、そういえば私海に飛び込んだんだ。

ってことは、ここは天国?

にしては、体が動く。

手は動かしづらいけど、動く。

なけなしな筋力を動かし、瞼を開けると
全く知らない天井だった。



ここどこ?




必死に目を動かして横を見ると、
そこには今一番会いたくて
会いたくない人がいた。


雅...何でここにいるの...



まさか雅が助けてくれたのだろうか。



私の自殺は失敗したのだろうか。



この場所はどうやって突き止めたのか。



色々疑問は浮かんだものの、久しぶりに
会えた雅の姿に喜びを隠せずにいた。

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